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【取材日記】保身主義が南大門を2度泣かせた=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.12 13:51
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柱は割れ丹青ははがれていく崇礼門(スンレムン、南大門)のずさんな復旧の実態を取材しながら心はずっと穏やかでなかった。国宝第1号のみすぼらしい帰還も残念だったが、その帰還を準備するのにそれなりに努力してきた公務員らを現場で見てきたためだ。

ある文化財庁職員は、「科学者が一生懸命やったが羅老号の打ち上げは2回も失敗しなかったか。私たちもこうした結果が出るとは思わなかった」と訴えた。与えられた範囲の中で最善を尽くしたという抗弁だ。

 
今回の崇礼門問題はこのように「与えられた範囲の中だけで」努力する公務員たちの想像力不足が生んだ結果ではないだろうか。崇礼門復旧に使う資材を選択する過程からそうだ。崇礼門の骨と肉ともいえる石材、木材、瓦、金物、丹青顔料など主要資材購入に使われた予算は約13億7000万ウォン。全復旧予算242億ウォンの5.6%にすぎない。木材に2億3400万ウォン、丹青顔料に1億800万ウォンが使われたという内訳を見て、「もしかしてゼロがひとつ抜けているのではないか」と問い直したほどだ。担当者は記者の当惑を理解できなかった。「調達庁で公示した公共発注工事見積もり内訳を基準に策定した材料費」と話した。

崇礼門は門楼の1階と2階を合わせた面積が311平方メートルにすぎない小さな木造建築物だ。だが、この建築物の歴史的・精神的価値は物理的規模の数百倍、数千倍に達する。ところがこの文化財復旧に使われた資材費に住民センターや派出所を作る時と同じ基準が適用された。住民センターと派出所もしっかり作らなければならない。だが、国宝第1号ならば基準は異なるべきだった。

丹青に使われた伝統顔料は調達庁の見積もり内訳に入っていなかった。それでも選択された材料はその値段が最高級天然石彩の10分の1水準の水干粉彩だった。顔料の商標を確認したソウル・仁寺洞(インサドン)の専門家らは、「画家や美大学生が多く使うもの。国宝第1号には合わない」という反応だった。当初5億~6億ウォン程度で策定された顔料費が突然縮小されたという話も出ている。木材より高い顔料を選んだ時の危険負担を避けようとする保身主義が作用した可能性が大きい。

こうしたらどうだったろうか。だれかが所信を持って「国宝第1号であるだけに最上級の材料を使うのが当然だ」と声を挙げたとすれば、10年かかろうが100年かかろうがしっかりとした材料と方法で自分の家を作るように最善を尽くしたとすれば。国宝が火に焼けてしまった悲劇は韓国の伝統文化の優秀性を見せる貴重な機会になっただろう。崇礼門が2度泣く悲劇はなかっただろう。

イ・ヨンヒ文化スポーツ部門記者

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