韓国の市場で免税たばこ闇取引(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.10 16:33
この区域を管轄する東大門警察署を訪ね、免税たばこを見せると、警察は消極的な反応を見せた。警察の関係者は「市・区庁が免税たばこを売る業者を告発し、たばこ事業法違反で立件したことはあるが、特に取り締まりをしたりはしない」とし「捜査計画を立てる」と話した。ソウル市内のたばこ輸入・販売業行政指導および管理監督業務は市庁・区庁が担当している。ソウル市庁の関係者は「不法販売に対する嘆願があれば警察に告発するが、別途の取り締まりはない」と述べた。
先月11日に政府がたばこの値上げ案を発表したことで、安い免税たばこを密かに取引する不法流通市場は拡大すると予想される。9日に朴孟雨(パク・メンウ)セヌリ党議員室が関税庁から提出を受けた「たばこ不法流通摘発現況」によると、昨年の摘発規模は約437億ウォン(約44億円)だった。これは前年に比べ13倍ほど増えた。今年1-8月の摘発規模は664億ウォンと、過去最高だった。2010年から今年8月までの不法販売金額1288億ウォンから、約798億ウォンの税金が漏れたと推算される。