<大リーグ>柳賢振が“怪物”である理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.03 14:23
◆カーブ・スライダーともに最高=柳賢振はコロラド戦で45球の変化球を投げた。特定の球質に依存せず、カーブ(14球)、スライダー(13球)、チェンジアップ(18球)と満遍なく投げた。ソン・ジェウJTBC解説委員は「いくつかの変化球を完ぺきに投げる才能は、速球を投げる能力以上に優れたものだ」と評価した。
柳賢振のピッチングは常識を覆す。カーブを投げる投手はスライダーが良くなく、スライダーを武器とする投手はカーブが良くない。上から下に落ちるカーブは高い位置から投げるフォーム(tall&fall)で、横に曲がるスライダーは体を前に大きく出す姿勢(drop&drive)で投げるのが有利なためだ。“滝水カーブ”を投げた故チェ・ドンウォンはスライダーの比率が低く、当代最高のスライダーを投げた宣銅烈(ソン・ドンヨル)はカーブをほとんど投げなかった理由だ。