【社説】それでも外交安保の時計は回さねば=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.12.04 13:14
中国・日本との外交関係も重大な変曲点に来ている。一時「最高の蜜月関係」だった韓中関係は高高度防衛ミサイル(THAAD)システム配備をめぐる対立が日を追うほどに悪化している。中国がTHAAD配備決定に対する報復措置として「韓流禁止令」を下し、化粧品やドラマなど韓流商品の中国輸出が撤退の危機を迎えている。
特に中国は北朝鮮の核問題解決のためのカギを握る国だ。先月30日に採択された国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議も中国の徹底した履行が担保されてこそ効果を上げられる。いつになく対中外交の重要性が高まっているが、大統領弾劾をめぐる政局は視界ゼロの状態に陥り筋道をつかめず手を付けられずにいる。