【社説】それでも外交安保の時計は回さねば=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.12.04 13:14
いま韓国は文字通り内憂外患状態だ。史上初の崔順実(チェ・スンシル)国政介入事態に憤怒した市民は数週間にわたり朴槿恵(パク・クネ)大統領退陣を要求するろうそく集会を続けている。6回目の週末集会が開かれた3日もソウルで170万人など全国的に232万人(主宰側推定)の市民が集会に参加した。
しかし韓半島(朝鮮半島)をめぐる国際外交舞台は息詰まるように回っている。「新孤立主義」路線を前面に掲げるドナルド・トランプ次期米国大統領は2017年1月20日の就任を控えホワイトハウス参謀と閣僚らの人選にスピードを出している。トランプ氏は韓国側が在韓米軍の防衛費分担額を引き上げなければ米軍を撤退させるという極端な発言までする予測不可能な人物だ。彼の公言が実現するなら在韓米軍を北朝鮮侵略の盾としてきた韓国としては防衛戦略自体を新たに組まなくてはならない。