米国「訓練は延期できない」、北朝鮮「受け入れられない」…朝米間に挟まれた韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.02 11:32
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「平昌(ピョンチャン)構想」は、北朝鮮の平昌冬季オリンピック(五輪)参加をきっかけに南北関係を改善し、これを朝米対話に結びつけるというものだった。しかし実際には平昌五輪は朝米間に立場の違いだけを浮き彫りにする結果につながった。「仲裁者」を自負する韓国政府は米国と北朝鮮の間に挟まれて妙案を出せずにいる。
平昌冬季パラリンピック(3月9-18日)後に延期された韓米連合軍事訓練に対する朝米の立場は平行線に近い。米国は「さらなる連合訓練延期の可能性はない」(2月28日、ナッパー駐韓米大使代理)と断言した。ナッパー大使代理は「我々の同盟が強い抑止力を維持するために適切な措置を取るべきという実質的な必要性があり、連合訓練を通じてのみこれを達成できる」と説明した。連合訓練と同盟関係を等しく見る雰囲気だ。