核実験をしながら…「解放後初めての大災難」と水害支援を要請した北朝鮮(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.27 14:20
平壌(ピョンヤン)の官営メディアでは最近、「すべての力を北部地帯の大水害復旧戦線に」という宣伝・扇動があふれている。26日付の労働新聞1面には「被害復旧戦闘は我々の貴重なすべてのものを奪おうとする敵対勢力との激しい階級闘争」というぞっとするような主張まで登場した。
水魔が北朝鮮豆満江(ドゥマンガン)沿岸北部地域を襲ったのは先月29日から今月2日の間という。台風10号は咸鏡北道の慶興郡(キョンフングン)と富寧郡(プリョングン)に5日間でそれぞれ320ミリ、290ミリの雨を降らせた。豆満江流域観測以来最も大きな水害で咸鏡北道の会寧市(フェリョンシ)と茂山郡(ムサングン)・延社郡(ヨンサグン)は直撃弾を受けた。朝鮮中央通信は3日の最初の報道で「会寧市だけで15人が行方不明になった」と伝えた。14日には「死者と行方不明者を含む人命被害は数百人にのぼる」と公開した。「解放後初めての大災難」という説明も付け加えた。