－－歴代オリンピック（五輪）６個目の金メダルを獲得した感想は。

「選手として最高の位置に立てたことを光栄に思う。このように良い成績を出せるとは予想していなかった。非常に多くの応援を受け、８年間多くの準備をし、うれしい日になった。まだシーズンが終わったわけではない。選手生活をずっと続けるかどうかは具体的にまだ考えていない。今後の計画については世界選手権が終わった後に話すことになるだろうが、すぐにやめるつもりはない。周囲の人たちと話し合って決めたい」

－－ロシアの観衆の大きな歓呼を受けたが。

「多くの方々が応援してくれた。実際、ロシアではショートトラックという種目があまり知られていなかった。努力した分だけロシアのショートトラックを知らせるのが自分の小さな目標だった。その目標を実現できた。リレーでメダルを取りたかったが、それを達成できてうれしく思う」

－－リレーの金メダルにはどういう意味があるのか。

「リレーが重要だと考える理由は、どの大会でもリレーは最後に行われる。そしてチームの雰囲気を変えることができる種目がリレーだ。なので、とても重要だと考えている。リレーでの好成績は自信を持つきっかけにもなり、お互いを信じるという意味もある。このメダルを私たちの選手たちと一緒にオリンピックが終わるまで楽しみたい」

－－アポロ・アントン・オーノ（米国）と同じ計８個の五輪メダルを獲得した。自分で評価すれば。

「今回オリンピックは出場すること自体に意味があったが、選手は誰でもメダルを目標にしている。正直、欲は出た。４種目ですべて決勝に進出することを目標にしていたし、１５００メートルは少し厳しいと思ったのでメダルを目標に初日の競技に臨んだ。初日の競技で目標を達成したのが、その後、気軽に競技をできるきっかけになった。また気楽に準備したのが良い成績につながった。このように８個のメダルを取って最多メダルとなったが、３回のオリンピックに連続出場してメダルを獲得したオーノ選手もとても素晴らしい選手だと思った。私が今後またオリンピックに出場できるかどうかは分からないが、今回のオリンピックは自分にとって忘れることはできない最高の大会だった」