【取材日記】ソウル市長の一方通行式行政の議論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.28 17:15
「同じ政党(共に民主党)の所属だが、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の一方的な政策発表は理解しがたい」
ソウル市議会のキム・ミギョン都市計画管理委員長は最近、記者との電話で内心を打ち明けた。ソウル市が25日に発表した蚕室(チャムシル)総合運動場一帯のマスタープランと、26日に発表した2030青年住宅供給政策事業の説明会についての発言だった。キム議員は「2つはいずれも大型プロジェクトなのに、共に民主党が多数派である市議会と事前に十分な議論がなかった」として物足りなさを隠さなかった。実際にソウル市議会は、共に民主党の所属議員が106人中74人だ。彼は「朴市長の独自の動きが度を越した」という趣旨の報道資料も出した。ソウル市の内部ですら「なぜこのような有り様にまで来たのか残念だ」などと朴市長の不通行政を指摘する反応がかなり出てきている。