【社説】北朝鮮の5・24措置解除議論拒否は遺憾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.25 16:43
北朝鮮国防委員会が韓国哨戒艦「天安」爆沈事件5年を2日後に控え、「天安の事件と北朝鮮は関係がない」という主張を繰り返した。南側の謝罪要求に対し、「寝言のような愚痴であり、南北が5・24措置の解除を議論しようということ自体が間抜けな主張」と反論した。一言で遺憾だ。北朝鮮が「天安」爆沈の責任を否認してきたのは昨今のことではないが、今回の発言は時期と程度で大きな問題がある。
「天安」爆沈は国際共同調査の結果、北朝鮮の犯行であることが明白になった事案だ。その責任を問うために5・24措置が取られた。しかしこの制裁が5年間続いて南北関係がふさがり、政府は北朝鮮との対話を通じて制裁を解除する道を探すという方針のもと、高官級対話を推進してきた。北側の間接的な遺憾表明や非公開謝罪のような外交的な解決法で突破口を見いだすという腹案も構想した。こうした状況で北朝鮮が5・24制裁を解除するための南北対話自体を拒否してしまった。