【コラム】同盟と国益…米中の間で選択迫られる韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.22 12:39
米国が主導する高高度ミサイル防衛(THAAD)システムと中国が推進するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加と関連した議論が広がっている。米国と中国の間で韓国が選択を強要される様相に映っている。旧韓末に列強の間で右往左往した姿をまた見るようだ。
これだけではない。5月に予定されたロシア戦勝70周年行事に朴槿恵(パク・クネ)大統領が出席するかどうかも韓国政府を困らせている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記はすでに出席を決めた。だが韓国政府は朴大統領の出席に関しては口を閉ざしている。米国の顔色をうかがっているというのが定説だ。現在ではオバマ米大統領のモスクワ行きは不可能なものとみられる。行事前までにウクライナ問題の解決は困難とみられるためだ。