【時視各角】韓国の青年はみんな中東に行けと?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.25 14:00
ところが「青年就職」は少し違う話だ。具体性は落ちるが、保健・医療・情報通信などの高級業種の進出が取り上げられている。また、中東ブーム対策として高付加建設の受注拡大が出てくるのを見ると、建設人材が大きな部分とみられる。もどかしく感じるのはまさにこの部分だ。こうした専門職の職場は国内でも求人難であり、先進国でも就職でき、この人たちが出て行くからといって国ががらんと空くわけではない。
青年雇用は専門人材ではなく平凡な青年の雇用が問題だ。中東の建設人材というのは代案になりにくい。70年代には中東に行けば家も買い、田畑も買うことができた。ところが今は中東に数年間行っただけで韓国で家を買えない。帰ってきた後には職場を探すのも難しいだろう。その後の処理は誰がするのか。若い世代に「とにかく苦労」というのは通用しない。今でも求人がないわけではなく、希望に合わないのが問題だ。中小企業は慢性の求人難だ。