韓国、OECD加盟国中で結核に唯一脆弱…原因は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.05 16:25
お粗末な政策が続く間に路上生活者・外国人労働者など脆弱階層の感染が増加し、集団感染の追跡管理の不良、薬が効かない耐性患者の増加などの問題が蓄積された。韓国は韓国戦争(朝鮮戦争)を体験しながら結核が急増した。当時感染した人々が潜伏結核状態を維持してきた。入試に苦しめられる10代、就職難やスマートなスタイルを目指してダイエットに苦しむ20代も結核の新しい患者群になった。こうした要因が複合的に作用しながら全国民の3分の1が潜伏結核患者なので、いつどこで感染するかも分からない。サムスン病院の看護師も昨年の検診では正常だった。
潜伏結核は伝染性結核とは違い、すぐに感染はしない。一種の保菌者だ。だがこのうちの5%は感染2年以内に、5%は生涯のうちに伝染性結核として発病する。政府が潜伏結核をとらえるために4日、医療機関・保育園・学校・幼稚園・産後養生院など集団施設の従事者(145万人)の結核検診を義務化する。だが検査費(約5万ウォン)は確保できていない状態だ。