ウニは栄養がある自然食品の一つだ。 ７－８月に東海（トンへ、日本名・日本海）と南海（ナムヘ）でたくさん獲れるウニは、暑さで疲れやすい夏のスタミナ食になる。

ウニはたんぱく質が豊富で‘海のホルモン’と呼ばれる。 葉酸含有量が多く、消化吸収されやすいため、特に強壮剤としての効能が優れている。 カルシウムとビタミンも豊富に含まれ、昔から済州道（チェジュド）では産婦の回復を助ける貴重な食べ物と考えられてきた。

ウニは日本・ヨーロッパ・北米地域など世界中の人々に愛されている健康食品。 甘くてとろける味がよい。 酒のつまみにしてもよく、ご飯ともよく合う。 ウニは生で醤油につけて食べるのが一番おいしい。 ウニ粥、ウニビビンパも人気だ。 特に水深の深いところに住む赤ウニは塩辛に加工され、高価格で日本に輸出されている。

ウニは最近になって自然健康食品として広く知られ、注目されている。 ０７年度の国内ウニ生産量は２５００余トンで、主に東海岸の江原道束草（カンウォンド・ソクチョ）、済州道でよく獲れる。