北朝鮮の核実験は対米交渉-体制結束の多目的カード(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.09 09:09
長距離ロケット発射に続く核実験。パターン化された北朝鮮の2つの挑発には戦略的な狙いがあるというのが専門家らの分析だ。今回は金日成(キム・イルソン)の100回目の誕生日(4月15日)に合わせて先端技術力を誇示することで、「強盛国家」のイメージを確立しようというのが主な目的ということだ。
これは金正恩(キム・ジョンウン)の「金正日(キム・ジョンイル)式」統治の延長だ。金正日は生前に2度の核実験を通じて、「米国の核攻撃を防ぐためには核を保有するしかない」という「核抑止力」を強調していた。深刻な経済難で体制危機に陥ったが、米国を直接打撃できるミサイルと大量殺傷用核兵器という先端科学力を誇示することで、住民の結集と体制維持を狙ったのだ。