<MERS>「早期治療…解熱剤・点滴注射だけで完治」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.20 09:52
中東呼吸器症候群(MERS)患者が入院から1週間後に退院した。退院者30人のうち最短期完治者はサムスンソウル病院循環器内科の医師パク・ギュテ氏(37)。パク氏は18日、退院する際、「早期に治療を始めたことで、解熱剤と点滴注射のほかには特別な薬を使わずに回復した」と述べた。パク氏は11日、MERS感染が疑われて入院し、12日に陽性判定を受けた「138番患者」だった。入院から7日目、感染確認から6日目に、番号ではなく自分の名前を取り戻した。サムスンソウル病院で感染した医療スタッフのうち最初の完治者でもある。
パク氏はMERSとの戦いを短期間に終えた秘訣を「早期申告、早期診断・治療」と要約した。多くの患者は自分の症状を隠し、状態が悪化してから病院に行くが、そうすれば入院・治療期間が長くなるというのがパク氏の説明だ。