<MERS>「高齢・持病患者脆弱」通説崩れる… 「体内に入るウイルスの量が影響」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.17 10:15
高齢で持病がある患者だけが中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスに脆弱だという従来の常識が崩れている。77歳の18番目の患者はMERSと診断されてから10日後に完治して退院した一方、普段から健康だった98番目の患者(58)は死亡した。16日には40代の死亡者が初めて出た。これまでの死亡者19人のうち、98番目の患者を含め、51番目(72、女性)、81番目(61)、123番目(65)の4人は感染前、慢性疾患なく健康だったことが確認された。では、何が運命を分けたのだろうか。MERS患者154人を分析した結果、患者の健康状態・年齢以外に感染当時の状況も影響を及ぼしたとみられる。
翰林大江東聖心病院のオム・ジュンシク教授(感染内科)は「感染当時に体内に入ってくるウイルスの量が重要な要因」とし「持病がない患者といっても一度に多くの量のウイルスに露出すれば致命的になり得る」と説明した。