人種差別に過剰武装対応…黒人青年射殺事件で恥部を見せた米国 (2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.20 10:07
人種差別を論外とした地方公権力の脆弱性とリーダーシップ不在も「マイケル・ブラウン」事件を通じてあらわれた。
警察出身であるスタンフォード大学フーバー研究所のジョセフ・マクナマラ氏は「ファーガソン市議の対応はすべてが間違っていた」と指摘した。納得できない釈明を繰り返して不信を増幅させ、警察の過剰武装でデモ隊を刺激して状況を悪化させた。また、非常事態宣言や州防衛軍投入など主な決定を下すことに優柔不断だった(1992年のロドニー・キング事件で触発されたロサンゼルス流血事態の時は、暴力デモ発生から3日後に州防衛軍が投入された)。このような状況は、公権力に対する最悪の不信を生んだ。警察の公式釈明を信じないブラウン氏の遺族は別途の解剖検査を実施し、デモ隊は「ミズーリ警察とともにしてきた州防衛軍を信じることはできない」として「連邦政府が私たちを保護してほしい」と要求している。