ソルロンタンやカルビタンなどに使われる中国産の濃縮スープベースから、食品への添加が禁止されているクレンブテロールが検出された。
農林水産食品部が14日に明らかにしたところによると、輸入された中国産スープベース13件136トンから、1キログラムあたり0.2~7.7マイクログラムのクレンブテロールが検出された。ぜんそく治療剤として使われているクレンブテロールは、一般人が摂取すると脈拍が早まるなど副作用があり、食品には添加できないようにしている。日本は肉類1キログラム当たり0.2マイクログラム以上検出されるとアウトになると規定している。クレンブテロールは家畜の肉の量を増やす効果があり、中国の農家と業界が家畜に食べさせているもののようだと同部は説明している。