【社説】韓国型量的緩和、いきなり投げかけず徹底討論を(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.03 13:11
きのう行われた週末遊説では与野首脳部同士で鋭い攻防をやりとりした。康奉均委員長が「先進国だけでなく中国までも量的緩和をする」と出ると、民主党の金鐘仁(キム・ジョンイン)代表は「金融を緩和すればだれが一番有利なのか」と反論した。経済政策全般に大きな影響を及ぼしかねない重大なイシューが選挙戦に包まれやりあう攻防に転落しているのは遺憾と言わざるを得ない。
票を狙った公約の乱発は野党も例外でない。1日で取り下げたが民主党のイ・ヨンソプ総選挙公約団長が「国会を世宗(セジョン)市に移転する」という公約を出し混乱を招いた。結局、「国会分院の世宗市への設置推進」に内容を修正したが、党内ですら議論が熟していない内容をとりあえず投げかけてみようという形で無責任にアプローチしたということに問題の深刻性がある。