石炭227億→26億トン、金972→317トン…北朝鮮の鉱物資源の埋蔵量は誇張されたもの
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.07 15:44
「227億トン対26億トン」。前者は北朝鮮が主張する石炭の埋蔵量だ。これを国際基準に合わせて再び試算してみると、11%に過ぎなかった。韓国鉱物資源公社のパン・ギョンジン南北資源協力室長は6日、ソウル太平路(テピョンノ)に位置する韓国プレスセンターで開かれた中央日報の経済研究所主催のエネルギーフォーラムで、このように明らかにした。
パン室長は「北朝鮮の鉱物資源の潜在価値が7000兆ウォン(約6500億8000万円)だと引用されているが、これは北朝鮮が主張する総埋蔵量に鉱物の相場を乗じたもので、大きな意味がない数値だ」と話した。北朝鮮など一部の社会主義国家では精密調査なしに単純に予測した数値まで全体の埋蔵量に含めているが、国際的には通用しない基準というものだ。ほとんどの国では調査を通じて算出した確定値と推定および予想値だけを埋蔵量として見る。
国際基準を北朝鮮に適用してみると、埋蔵量が大きく減少する。石炭は227億トンから26億トンに、金は972トンから317トンに、鉄は37億トンから17億トンに減少した。北朝鮮の地下資源の統計資料は『朝鮮の地理全書(1988年)』『朝鮮中央年鑑(2004年)』程度だ。ここから出した埋蔵量を国際基準に合わせて計算し直したところ、石炭は11%、金銀32%、亜鉛は34%、重石は23%にとどまった。