【コラム】中国の対北朝鮮政策、本当に変わったのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.30 15:23
二つ目の試金石は、中国が丹東と新義州(シンウィジュ)をつなぐ新しい橋の建設を続けるかどうかだ。これは今日の中朝関係で最も重要なプロジェクトと推定される。長さ3キロのこの橋は、国境を越えて新義州との通商の大半を担当する朝中親善橋(鴨緑江鉄橋)を補強するためのものだ。従来の鉄橋は老朽化が進んでいるが、朝中貿易の約70%がこれを通る。新しい橋は2010年後半に着工され、3億5600万ドルを投入し、2014年に完工する予定だ。この橋は両国間の経済関係がさらに深まったという証拠になるだろう。08年に中国は北朝鮮の豊富な鉱物資源を採掘し、内陸の吉林省と遼寧省に供給するための契約をいくつか締結し、それ以降、両国間の貿易規模は増えた。また中国は丹東港に鉱石を荷役・貯蔵する新しい埠頭の建設を計画中だ。今月初めまで公開された文献で確認された内容によると、中国は鴨緑江(アムノッカン)の新しい橋の建設を中断していない。これは残念な部分だ。
三つ目の試金石は、来月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を招待するかどうかだ。先週の崔竜海総政治局長の北京訪問目的の一つは、金正恩を招請してほしいということが含まれていたのは間違いない。しかしこうした意味は他の報道に埋もれた。メディアは中国側交渉担当者が彼を冷遇した理由について多くの推測を出した。