【中央時評】5・24対北朝鮮制裁措置をどうするのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.07 15:06
4つ目、北朝鮮との交流と対話の断絶は、北朝鮮の核問題解決の機会を制約している。北朝鮮との交流と対話を通じて南北関係全体の流れを変えなければ、核問題の創意的な解決は難しいだろう。しかし米国の戦略的忍耐という外交的な化粧術は、北朝鮮が核開発と高度化のための時間を稼ぐ結果をもたらしている。すべての力を総動員しても足りない状況で対米、対中外交にとらわれ、実際にはほとんど無対策の傍観で一貫していないか心配だ。
5・24措置をめぐって表れる国益と国格の乖離を解決するのがまさに政治の役割だ。独裁政権では真似もできない道徳的正当性を北朝鮮に威厳を持って見せながら国民にビジョンを提示し、疎通するのが、国家指導者がするべきことだ。もし5・24措置の解除を決めるなら、大統領と与野党代表が合意して共に声明を発表し、3月26日を「天安」将兵の日に指定し、彼らの犠牲を追悼することが含まれなければならないだろう。46人の「天安」将兵が祖国に捧げた犠牲が無駄にならないよう、そして謝罪を受けることより、報復より根源的に北朝鮮問題を解決する方法は統一であるため、このために5・24措置を解除するとして、国民と疎通しなければならないだろう。