【社説】これだから口合わせ捜査という声が出る=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.15 14:31
青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書流出事件の捜査中に、ソウル警察庁情報1分室のチェ警衛が14ページ分の遺書を残し、自殺するという残念な事件が発生した。チェ警衛は、文書作成者のパク・グァンチョン警正(警視正)が2月に青瓦台から持ち出した2箱分の文書をコピーし、報道機関などに流出させた当事者とされた。しかしチェ警衛は容疑内容を否認し、青瓦台の介入があったことを暗示する遺書を残して自殺した。チェ警衛は自分が文書を流出させたと話したハン警衛に触れ、「民政秘書官室からそのような話があれば揺れるのは私も同じ」とし「(自殺を選択したのは)お前と私の問題ではなく、我々の会社(警察)レベルの問題」と明らかにしている。また、自分が所属した警察について「今回のことを経験しながら、力のない組織の一員として多くの悔恨を感じたりもする」と書いた。
まず検察は、チェ警衛の遺書で提起された口合わせ捜査という疑惑から明らかにするのが順序だ。チェ警衛が遺書に残した「民政秘書官室の提案」が何だったのか明らかにしなければ、口合わせ捜査という汚名から抜け出すことはできないだろう。青瓦台も「接触も提案もなかった」とのみ話すことではない。口を合わせたという疑惑が新しく提起されているだけに、真実を究明するのに積極的に協力しなければいけない。