青瓦台文書流出疑惑の警察官が自殺
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.14 09:49
青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書流出容疑を受けていたソウル警察庁情報1分室のチェ警衛が13日、自ら命を絶った。警察によると、チェ警衛はこの日午後2時30分ごろ京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)の実家近くの道路に止めた自身の車の中で死亡しているのが発見された。車の中には練炭があり、手首には自傷痕があった。またA4用紙14枚分の自筆の遺書が発見された。「犯人扱いされてくやしい。事実関係の確認もなく報道した某報道機関が恨めしい」という内容が書かれていたという。
チェ警衛はチョン・ユンフェ氏の国政介入疑惑文書などを作成したパク・クァンチョン警正(前青瓦台行政官)が2月に青瓦台から持ち出し情報1分室に保管してきた文書をコピーし、世界日報などに流出させた容疑(公務上秘密漏洩)で10日の拘束令状が請求されていた。しかし12日に証拠不充分で請求が棄却されると、この日午前9時ごろに家を出て行き帰ってこなかったと家族は話している。チェ警衛は自殺を決心する前日夜、実兄に「裁判所が拘束令状を棄却した理由を考えてみろ」と電話し無念さを訴えたという。実兄は13日「弟の容疑はすべて偽りだと聞いた。無念の死を解いて今回の事件が終えられれば良い」とメディアとのインタビューで話した。