１８日に行われたマンチェスター・ユナイテッド－ガンバ大阪のＦＩＦＡクラブワールドカップ（Ｗ杯）準決勝戦が行われた横浜国際競技場の観客席に、金南一（キム・ナムイル、３１、ヴィッセル神戸）の姿があった。 金南一は家族と一緒に観客席で朴智星（パク・チソン）の出場を待っていた。

許丁茂（ホ・ジョンム）率いる代表チームで１月から９月まで代表チームの主将を務めた金南一は、警告累積で１０月１５日の２０１０南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）アジア地域最終予選第２戦、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）戦に合流できず、朴智星に主将を譲った。

先月のサウジアラビア戦では代表に抜擢されず、「主将・朴智星」が大勢になった。 このため普段から親しい２人の関係に影響が出ないか憂慮されたが、杞憂に終わった。

金南一は３年５カ月ぶりに日本を訪れた朴智星を見るために横浜へ来た。 しかしこの日、朴智星の出場はなかった。 厳重なセキュリティーのため顔を合わせることもできなかった。

金南一はマンＵ球団を通して「決勝戦の前に会いたい」というメッセージを残した。 今季、ヴィッセル神戸に移籍した金南一は３１試合で２６４１分間プレーし、松田監督から信頼を受けている。