風邪で体調を崩しているにもかかわらず日本入りした朴智星（パク・チソン、２７、マンチェスター・ユナイテッド）が、６年前に自分を日本Ｊリーグオールスターに選抜してくれた西野朗監督（５３）率いるガンバ大阪とぶつかる。

国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）クラブワールドカップ（Ｗ杯）出場のため１５日に日本入りしたマンＵは、１８日午後７時３０分、横浜国際競技場でガンバ大阪と決勝進出をかけて対戦する。

昨年ガンバ大阪にＪリーグ優勝をもたらしたのに続き、今年はアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグのチャンピオンに導いた西野監督は、とりわけ韓国サッカーと関係が深く、‘知韓派’として知られている。

ガンバ大阪を指揮していた０２年８月、京都パープルサンガ（現京都サンガＦ．Ｃ．）所属の朴智星を監督推薦選手としてＪリーグオールスター西軍に選抜した。 当時、韓国選手では唯一オールスター戦に出場した朴智星はＭＦでフル出場し、後半３８分、３０メートルのミドルシュートを放つなど、印象的な活躍を見せた。

西野監督は洪明甫（ホン・ミョンボ、３９）が最も尊敬する恩師としてもよく知られている。柏レイソルの監督だった９９年、ベルマーレ平塚所属の洪明甫（ホン・ミョンボ）を獲得したのに続き、００年には洪明甫をＪリーグ史上初の外国人主将に抜てきするなど、全幅の信頼を見せた。

日本で朴智星の体調を回復し、‘小さな韓日戦’が実現するかどうかに関心が集まっている。 ００年から０２年まで京都所属で７６試合に出場し、１１ゴールを決めた朴智星だが、ガンバ大阪戦では得点していない。