御嶽山の火山噴出、地下水の加熱による「水性火山活動」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.10.07 15:20
御嶽山の噴火口から放出された岩石のかたまりの分布状況を今回撮影した写真から概略的に推定してA~Cの3領域に区分した。基本的に火口での距離に沿って岩塊の分布密度が低くなる。火口に近いA領域は非常に高い密度で放出岩塊が集中分布している。写真で識別できない小さなものを含めば、この領域では非常に大量に放出された岩塊がそのまま落下したものと推定される。C領域より外側には写真で識別できる大きさのものは存在しない。
9月27日の噴火の総噴出量は体積で60万~110万立方メートルであると計算された。噴出量と火山灰の構成物分析などで9月27日の噴火は79年の噴火と非常に類似した小規模の水蒸気噴火だったと考えられる。2010年のアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山のVEI4と比較すると1000分の1程度だった。