ナマコ密漁にメロン泥棒…日本の暴力団はどうしてこそ泥に転落したのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.09 10:35
ウォールストリートジャーナルによると、1989年に警察が推定した暴力団の年間売り上げは現在の為替相場で100億ドルを超えました。読売新聞で犯罪専門記者として活動したジェイク・エーデルスタイン氏は「賭博が得意な暴力団にとって日本の株式市場は巨大なカジノと同じだ」と話したりもしました。
しかし日本経済のバブルが崩壊し政府が取り締まりと制裁を強化して危機が迫ります。2011年に日本全域で施行された暴力団排除条例は大きな転換点になります。暴力団に利益を提供する人を処罰する内容を盛り込んだのですが、このために酒場や飲食店などでみかじめ料名目で資金を徴収するのが難しくなり、企業も取引を拒否して行動半径が狭くなったのです。暴力団関係者は銀行口座を新設できなくなり保険も入ることができません。米テンプル大学アジア研究所のジェフ・キングストン教授は「日本企業が『失われた10年』の結果として体験した困難と同じ感情を地下世界が感じている」と診断しました。