韓国コルマー「歴史を知ることも企業責務」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 10:07
化粧品研究開発企業「韓国コルマー」の今年の新入社員採用試験志願者は約9400人。うち3分の1が韓国史能力検定試験の資格を保有している。10年前から韓国史資格保有者に加算点を与える韓国コルマーの独特の採用制度のためだ。1月に競争率80倍の難関を突破して入社したイ・ウンソルさん(26、女性)は「入社の準備のために韓国史試験を受けたが、忘れて暮らしていた自国の歴史を改めて確認する機会になった」と話した。
約1000人の役職員は自社を「韓国史の番人」と呼ぶ。2013年6月に韓国コルマーは誠信女子大のソ・ギョンドク教授とともに「韓国史番人100万大軍プロジェクト」を始め、約80日で11万人以上の署名を受けた。ユン・ドンハン会長は「企業が製品とサービスを生産するのは、より良い未来をつくるため」とし「親に感謝の気持ちを抱くのと同じように、歴史を知ることは当然の責務」と述べた。