「もう我慢できない。中国・韓国の愛国無罪の大罪」 「なぜこんな奴らにやられなければならないのか」。 最近、日本の地下鉄広告看板は、こうした刺激的な見出しの雑誌広告で飾られている。 誰かが日本の覚せいを促す文を書けば、すぐにのけ者になる雰囲気だ。
右翼メディアらは、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に反対してきた朝日新聞に対し、「朝日が立派に育てた中国の反日暴徒」などと書いて集中攻撃している。 テレビも同じだ。 ほとんどのニュース番組は、石原慎太郎・東京都知事など右派の出演陣で埋められている。 産経新聞は自社の論説委員を、歪曲歴史教科書を作った「新しい歴史教科書をつくる会」のシンポジウム演説者として活躍させている。