韓国原子力研究所で実験したというプルトニウム抽出やウラン濃縮量は、言葉どおり、目にもよく見えない程度だ。 にもかかわらず、政府の釈然としない説明と省庁間の言葉の食い違いが疑惑を膨らませている。プルトニウム抽出はすでに20余年前、ウラン濃縮も5年前のことだが、はっきりとメディアに釈明せず、国際社会で憶測に憶測を呼んでいる。
プルトニウム抽出に使われた使用済み核燃料と、抽出したプルトニウムの量を見てみよう。 科学技術部のキム・ヨンシック原子力安全審議官は9日のブリーフィングで、「どれほど使用済み核燃料を使用したかを知るのは難しい。 プルトニウムの量も把握できない」と釈明した。 しかし同じ時間、外交通商部の当局者が行ったブリーフィングでは、「使用済み核燃料の量は2.5キロ程度だ」と明らかにした。 これを見ると、「科学技術部は何かを隠そうとしている」という印象を受けざるをえない。