平壌(ピョンヤン)で開かれている南北(韓国・北朝鮮)閣僚級会談が、終盤まで結果を予測できない状況を迎えている。会談当局者によると、北朝鮮側が、会談の終了を1日後に控えた6日午後まで、韓米合同軍事演習を続けて問題視し、離散家族再会行事の日程や対北朝鮮食糧支援などといった懸案については、本格的な協議さえ行えずにいる。
韓国側が提案した、2000年6月15日の南北共同宣言第4周年を際した第10回離散家族再会行事の実施について、北朝鮮側が「原則的に、離れている家族・親類の再会に反対しない」との考えを示すなど一部進展の気配もあった。