若年層が集まるソウル弘大、東京渋谷・六本木などと競争を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.12 16:18
延世(ヨンセ)大国際大学院のモ・ジョンリン教授は「路地経済学者」と呼ばれている。「路地の未来に経済学が必要な理由」などの文章をSNSのカカオブランチに連載してきた彼はすでにウェブ上では数万人の読者から人気を得ている作家だ。カカオブランチで「路地商圏が拡大してこそ国家経済も発展する」という主張をずっとしてきた彼が自身の考えを書いた『路地資本論』を最近、出版した。
国際政治経済学者が路地経済に関心を持つようになったきっかけは何だろうか。彼は米国での最初の職場生活を思い浮かべた。「スタンフォード大学で博士号を取得した後、テキサス・オースティンで職場生活を始めた。大型スーパーマーケットのチェーン店であるホールフーズ・マーケットと情報技術(IT)企業Dellの本社がそこにあった。また、インディ音楽・ヒッピー文化が形成されたオースティンは『オースティンを変なままに放っておけ(Keep Austin Weird)』というスローガンがあるほど、住民たちの地域に対する自負心がすごかった。その時、ふと『地域商圏が重要だ』という気がして、その記憶で文章を書くことになった」。