【旅行】日帝時代“収奪の痛み”が刻まれた糧穀倉庫、湖南の文化名所へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.19 14:08
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全羅北道完州郡「参礼文化芸術村」にあるキム・サンリム木工所。
全羅北道完州郡(チョルラブクド・ワンジュグン)にある「参礼(サムレ)文化芸術村」は日帝強占期に建てられた糧穀倉庫だ。日本人の地主・白勢春三が1926年に設立した二葉社農場の倉庫として使われたものと推定される。日帝が萬頃(マンギョン)平野で生産された米を収奪した辛い歴史をそのままとどめているところでもある。
解放以降まで糧穀倉庫として活用された建物は、米の消費が減って保存技術が発達したことを受け、2010年以降は放置された。完州郡は2013年6月、この建物に国費と郡費40億ウォン(約4億円)を投じて複合文化空間として再誕生させた。低迷した地域商圏に活気を吹き込み、農村住民に文化・芸術に接する機会を与えるためだ。