【社説】米中は軍ホットライン開設、炭疽菌ワクチンをめぐる言い争いに集中する韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.26 11:32
米国と中国が北朝鮮による核とミサイル危機をめぐってホットライン(直通電話)を開設することにしたという報道があった。一方、韓国では炭疽菌ワクチンの導入問題をめぐって政界が言い争いをしている。外信によると、11月初めに北京で行われた米中首脳会談で国際社会の対北朝鮮制の裁履行状況とその影響に対する情報の共有に向け、両国の軍事部門間ホットラインを開設することにしたという。韓半島(朝鮮半島)を担当する在韓米軍と中国の北部司令部が北朝鮮状況を直接交換するということだ。
現在の韓中間には偶発的な軍事衝突を防止するために海軍2艦隊と中国青島海軍司令部、韓国烏山(オサン)空軍作戦司令部と北京防空管制センターがホットラインを持っている。ところが、在韓米軍司令部と中国北部司令部が直接ホットラインを構築することにしたのは初めてだ。このホットラインは状況によっては北朝鮮の挑発や急変事態の際に米中間軍事チャンネルになり得る。韓国を除いて米中が北朝鮮問題を議論するシナリオを排除できないようになったわけだ。