【時視各角】ろうそく革命の副作用が心配だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.28 15:38
脱イデオロギーの世の中になった最近、理念は春のかげろうのようにはかないものになった。ちょうど100年前の1917年、ロシアではルネサンス・新大陸発見に匹敵する2つの重大な事件が続いた。帝政ロシアを倒して専制君主ニコライ2世を追い出した「2月革命」、そして8カ月後に共産体制を誕生させた「ボルシェビキ革命」がそれだ。
この地でも100年前のロシアを研究する若い革命家があふれたことがあった。文在寅(ムン・ジェイン)氏、安熙正(アン・ヒジョン)氏、沈相ジョン(シム・サンジョン)氏ら運動圏出身の大統領選候補が青年だった1970、80年代だった。暗い部屋で『解放戦後史の認識』 『転換時代の論理』そして『ロシア革命史』のような禁書であり必読書を耽読し、社会変革を夢見た。