【噴水台】チョン・ユラの乗馬実力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.09 13:08
滑稽だ。障害物を越えずに木に突進した馬が選手を木にぶつけて落とす場面の話だ。ところがその選手がチョン・ユラだという。最近インターネットとユーチューブで話題になっている「騎手に復讐する馬」という動画だ。それらしく見えた。乗馬専門家に尋ねたところ、馬場馬術選手であるチョン・ユラは障害物競技をしたことがなく、映像の主人公ではないという。だが真偽と関係なく馬に復讐された騎手はチョン・ユラになっている。
乗馬は体重、年齢、性別区分がない種目だ。騎手になるには体重を48キログラム以下で維持しなければならない競馬とは違い、世界的な男子乗馬選手は80キログラム前後でがっしりしている。2014年アジア大会のチョン・ユラのように男女ともに出場が可能で、五輪には70代も出てくる。種目は障害飛越競技、馬場馬術、総合馬術の3種類。馬場馬術は横60メートル、縦20メートルの馬場で馬と人が行う演舞だ。柔軟な動作と律動美がポイントで、乗馬の体操でありバレーとも呼ばれる。6~7分間に平均25の動作をこなすには馬と選手の呼吸が重要だ。馬が選手、選手が馬になる一心同体の競技だ。