【社説】後進国型伝染病防ぐ防疫体制を確立しよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.24 13:45
代表的後進国型伝染病のコレラが15年ぶりに韓国で発生したことは衝撃的だ。疾病管理本部によると光州(クァンジュ)広域市に住む59歳の男性会社員の可検物からコレラ菌が確認された。10日に軽い下痢と腹痛の症状で入院したこの男性は、韓国国内の海へ避暑に行き、現地で刺し身を食べた。保健当局はこのことから刺し身料理屋で感染した可能性に重点を置いている。
伝染病防疫で最も重要なのは初動対処であり、コレラは感染力が強い1群法定感染病だ。したがって保健当局は使える資源を総動員して疫学調査を迅速に進めなければならない。これを通じて感染の原点を探し、もしや発生しかねない追加感染を防がなければならない。患者周辺の無症状感染者も徹底的に調査し拡散の可能性を根元から遮断することも必須だ。疫学調査対象者は調査に誠実に応じることが共同体の義務であることを自覚し協力しなくてはならない。