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【取材日記】ABCD同盟に対抗する中国の「食糧崛起」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.22 10:50
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ABCDは世界穀物市場を思うままにする4大穀物メジャーのADM、ブンゲ(Bunge)、カーギル(Cargill)、ドレフュス(Dreyfus)を指す。全世界穀物輸出量の80%がABCDの手中にある。

この同盟を破るために中国が動き始めた。中国国有資産管理委員会は15日、中国最大の穀物企業の中糧グループ(COFCO)と中紡グループ(Chinatex)の合併申請を許可した。全世界140カ国に進出した中糧グループの穀物保存容量は3100万トンに達するほどだ。中紡グループは40カ国余りで紡織物と穀物を取り引きする会社だ。

 
2社の合併は表面的には中国で本格化する国有企業構造調整の一環に見える。だが、顕微鏡を覗き込めば意味が変わる。合併は単純な構造調整では終わらない。世界穀物市場に影響力を拡大するための中国の出馬表だ。食糧安保強化に出た中国政府の意志が反映されている。中国共産党の最優先の国政課題の1つが食糧の安定的確保だ。

中国は世界最大穀物輸入国の1つだ。経済発展にともなう生活水準向上と土壌汚染をはじめとする生産条件の悪化が合わさって穀物供給が需要に追いつけずにいる。このような状況でABCD同盟の強大パワーは中国の足を引っ張る鎖になり得る。中国は2つの穀物企業の合併でこの鎖を切ろうとしている。13億人口という購買力を前面に出してABCD同盟に亀裂を入れ穀物市場でも「大国崛起」するという意志だ。

穀物だけではない。中国はすでに種子戦争にも飛び込んだ。今年2月に中国化工(ケムチャイナ)がスイスの種子・農薬業者のシンジェンタを買収して米国と世界種子市場を両分することになった。最近ではドイツ企業のバイエルとBASFが米国の種子会社モンサントにラブコールを送り種子戦争はより一層過熱する様相だ。

食糧安保を強化する中国は海外進出(走出去)にも積極的だ。オーストラリアや米国などで食糧関連企業を買い入れるなど食糧領土拡張に攻撃的に乗り出している。

中国の攻撃的な歩みは食糧安保に関して手をこまねいているような韓国に対する懸念を高める。中国の食糧自給率は80%台だ。韓国農村経済研究院の資料によると韓国の食糧自給率は25.4%に過ぎない。経済協力開発機構(OECD)会員国のうち最下位圏だ。OECD会員国の平均値(92%)と比べても非常に低い。中国のように局面を変えることはできないにせよ韓国はあまりにも安逸なのではないか。食糧危機に備えて力を育てているのか。危機は足音を立てずに近づいてくるものだ。

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