中国の金融崛起…人民元、基軸通貨の隊列に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.01 09:21
中国が「金融崛起」に向けた頑丈な踏み石の上に上がった。人民元が国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)通貨バスケットに入り「エリート通貨」の隊列に合流した。IMFは30日に米ワシントンで開かれた執行理事会で人民元のSDR通貨バスケット編入を決めた。これに伴い人民元はドル、ユーロ、円、ポンドと肩を並べて基軸通貨の隊列に上ることになった。中国が人民元の国際化を本格的に推進した2008年から7年ぶりのことだ。
1967年に制定されたSDRはIMF加盟国が国際収支悪化で困難に陥った際に担保なく必要なだけの外貨を引き出しできる権利だ。加盟国はIMF出資比率によりSDRの配分を受け、保有するSDRの規模内で自由に使用可能な通貨に交換できる。世界の貿易規模が大きくなり海外のドル資産が米国が保有する金より多くなり金だけでは国際通貨体制を安定的に維持できくなって作った仮想の準備通貨だ。