大韓貿易投資振興公社（ＫＯＴＲＡ）は今月８日、広島で貿易投資拡大戦略会議を開催して円高状況を活用した対日輸出の戦略を模索したと１０日、明らかにした。

ＫＯＴＲＡは今回の会議で▲５大分野プレミアム製品を活用した消費財市場の攻略▲次世代自動車など自動車部品市場の多角化▲電力市場の再編に対応した大・中小の同伴電力機資材の進出拡大▲モバイル、ＩｏＴ（モノのインターネット）、フィンテックなど新しい成長ＩＣＴ分野の集中支援－－など４大戦略を提示した。

対日輸出の拡大に関連し、ＫＯＴＲＡはまず９月に大阪で「Ｋ－ファッションランウェーおよび相談会」などを開催する。また、下半期には「コリア・オートパート・プラザ」など輸出促進キャンペーンを通じて、日本完成車の第３国生産拠点として納品機会を発掘する方針だ。１１月には現地企業２００社余りが参加する「スマート・コリア・フォーラム」展示相談会を開催し、モバイル・ＩｏＴ・フィンテック市場への進出を模索する。

ＫＯＴＲＡの金在ホン（キム・ジェホン）社長は「上半期に確認した各市場別機会要因を基に、下半期は成果創出に全社的な力を結集する」と伝えた。