【社説】地震早期警報と耐震設計への投資をおろそかにしてはならない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.07 11:36
5日夜に蔚山(ウルサン)東側海上で発生したマグニチュード(M)5.0の地震で、嶺南(ヨンナム)地域など多くの場所で建物が揺れた。今回の地震は公式観測で過去5位に当たるほど強かった。朝鮮王朝実録など歴史書物記録を基に分析すれば韓半島(朝鮮半島)では400年に1回の頻度でM7.0前後の地震が発生したと推定される。このためM7.0の地震に備えなければならないというのが専門家たち指摘だ。
だが、韓国の備えは不十分だ。公共施設の耐震設計率は平均42.4%にすぎない。学校施設は22.8%、鉄道施設は40.1%にとどまっている。ソウルの場合、民間施設まで含めば耐震設計の建物は20%を下回る。もしソウルにM6.5の地震が発生すれば11万人の死傷者が発生するだろうという予測もある。