ストレス性貧血症状で１カ月間ほどツアーから抜けたチャン・ハナ（２４、ＢＣカード）が１０日（日本時間）に開幕する米女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）ツアーメジャー大会「ＫＰＭＧ女子ＰＧＡ選手権」に出場する。偶然にも第１、２ラウンドで田仁智（チョン・インジ、２２、ハイト真露）と同じ組になった。両選手は１０日午前５時３０分、米ワシントン州シアトル近隣サハリーＣＣの１０番ホールで英国のメリス・リードとともにスタートする。

チャン・ハナと田仁智は今季、ある事件で注目を浴びた。３月初めにシンガポールで開催されたＨＳＢＣ女子チャンピオンズを控え、空港のエスカレーターでチャン・ハナの父が落としたカバンのため田仁智が負傷したのが発端だ。田仁智はその後、腰を痛めて１カ月間、競技に出場できなかった。チャン・ハナは偶然にもＨＳＢＣ女子チャンピオンズで優勝し、ダンスまで披露した。チャン・ハナはその後、同僚の負傷にもかかわらずダンスをしたという非難に苦しんだ。

チャン・ハナは今季の開幕戦バハマクラシックではＬＰＧＡツアー６６年史上初めてパー４のホールでホールインワンを達成した。次のコーツゴルフ選手権ではＬＰＧＡツアー初優勝を果たした。当時、優勝パフォーマンスで刀を持って踊るような動作を見せた後、インタビューで「侍パフォーマンス」と話すと、「よりによって日本式の侍という表現を使うのか」という非難を受けた。その後、シンガポール空港事件までが重なり、チャン・ハナはシーズン中ずっと非難に苦しんだ。

チャン・ハナは３月のＪＴＢＣファウンダーズカップ大会期間、「毎日私は部屋で泣いている」と話した。そして４月２２日のスインギング・スカートＬＰＧＡクラシック第１ラウンドでは競技中に棄権した。

「ＫＰＭＧ女子ＰＧＡ選手権」開幕を控えて両選手は大会場で会ってあいさつを交わした後、誤解を解いた。６日現在、世界ランキングは田仁智が７位、チャン・ハナが８位だ。