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【噴水台】女のいない男たち=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.29 13:21
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正確には「結婚する女性がいない男性たち」というべきだろうか。村上春樹は短編小説『女のいない男たち』で、離婚や死別などで一人になった男たちの話を扱ったが、大韓民国の現実世界では少し違う理由で「女のいない男たち」が増えるようだ。自発的に結婚をしないという「非婚」性向が強まりながらだ。

結婚をできない未婚ではなく「しない」のだと非婚主義者は強調する。結婚は必須でなく選択ということだ。数年前までは一部の特異な人の極めてマイナーな性向とされた「非婚」という言葉が、今では日常の中に入り込んでいる。数字が証明している。オンラインで「非婚」に言及する回数が2011年は2453件だったが、今年はまだ4月も終わっていないのに1万9730件を超えている。704%も増えた。ビッグデータ分析会社ダウムソフトが2011年1月1日から20日まで、ブログ7億489万1299件とツイッター89億1699万6004件を分析して出した結果だ。

 
冠婚葬祭の形が崩れると嘆く前に、なぜこうなったのか客観的に考えるのが先だ。結婚に関連する言葉に「現実的」「ストレス」など否定的な言葉が増えていることにヒントがある。そうでなくても生活が厳しいのに、結婚が負担として作用しているという証拠だ。

これという統計はないが、男性より女性の間で非婚主義者が増える雰囲気も感じられる。インターネット上には「結婚すると無料家政婦になったようだ」とか「苦しさより孤独がまし」という女性のコメントが多い。暗黙的に家事は依然として女性が責任を負わなければいけないという考えが主な原因ではないだろうか。男性たちはまだこのように話している。「家事を“助ける”」と。自分の仕事ではないという認識があるからだ。非婚が少子化につながるといって新婚夫婦向けの賃貸マンションを増やすより、こうした固定観念を破るのが先だ。昨今の政策は「結婚ができる社会」を作るのに焦点が置かれているようだ。それよりは「結婚をしたい社会」に変えるのがより根本的な解決策ではないだろうか。今の非婚主義は結局、現実的に結婚ができないのと同じだと感じられ、よりいっそう残念に思う。

結婚に対する考えはそれぞれの自由だが、村上春樹もある結婚式の祝辞でこのように述べたという。「僕も一度しか結婚したことがないので、詳しいことはよくわかりませんが、結婚というのは、いい時にはとてもいいものです。あまり良くない時には、僕はいつも何か別のことを考えるようにしています。いい時が沢山あることをお祈りしています」。

チョン・スジン政治国際部門記者

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