円高で日本と競合する韓国の自動車・鉄鋼・流通銘柄が受恵(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.14 10:04
円高が尋常でない。昨年6月には1ドル=125円台まで落ちた円が最近になり107円台まで上昇した。世界金融市場の不安定と世界景気不振などに対する懸念から危険資産である証券市場から資金が抜け出し代表的安全資産である円などに投資されているためと分析される。米国の金利引き上げ速度が鈍化すると予想されドルが弱くなっているのも円高をあおる要因だ。
韓国の投資家に重要なことはこうした円高状況をどのように利用すべきかという点だ。まず円高の受恵株を注視する必要がある。円高は日本企業と競合する韓国企業に好材料だ。日本企業の立場では昨年6月には1ドル分を海外で売れば125円を受け取れたがいまは107円しか受け取れない。採算性を維持するにはドル建てで表示される輸出価格を高めなければならず価格競争力が落ちる。