【グローバルアイ】日本の高齢化問題、東京と地方の共生モデル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.04 11:17
日本の人口の東京圏集中は韓国に劣らない。昨年10月現在3613万人だ。全人口1億2711万人の4分の1以上が東京都と埼玉県、千葉県、神奈川県に住んでいる。人口減少時代に5年間で50万人増えた。東京の出生率1.15人は全国平均の1.42人を下回るが、地方の若い層を吸収した。東京一極集中と地方消滅の話は偶然ではない。
だが東京圏も老いている。5年前には5人に1人だった65歳以上の高齢者が2020年には4人に1人を超える。2050年には5人に2人の割合になる。問題は75歳以上の後期高齢者だ。昨年の397万人から10年後には572万人に増えると推定される。後期高齢者増加値175万人は全国の3分の1に達する。世界のどの国や自治体でもなかった超高齢化規模と速度だ。医療と療養施設の問題が生じるほかない。入院と療養需要は後期高齢者数と比例するが施設や介護士が大きく足りない。安倍内閣がアベノミクス第2弾の核心課題として介護離職ゼロを掲げたのはそれだけ高齢者の介護が切迫しているという話だ。