景気は冷え込んだままなのに…税収は昨年比4兆ウォン増=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.11 10:16
体感景気は冷え込んだままだが、政府が取り立てた税金は大きく増えた。10日、韓国企画財政部によると、ことし1月の国税収入は30兆1000億ウォン(約2兆8100億円)を記録した。昨年より4兆4000億ウォン増えた。政府の税金倉庫を埋めるためにサラリーマンの「ガラスの財布」が大きな役割を果たした。細目別にみてみると、所得税収入が最も多く増えている。1月7兆3000億ウォンで1年前に比べて1兆5000億ウォン増えた。中でもサラリーマンの給与につく勤労所得税徴収額が15%増えた。
ソウル市立大税務専門大学院のチョン・ジソン教授は「雇用数や賃金はそれほど増えていない」とし「政府が年末精算方式を所得控除から税額控除に変えた影響のほかに別の理由を見つけることはできない」と説明した。また「個人事業者に対する税務調査の強化で事業所得税収も増えたと思われる」とした。