韓国軍「北、白リョン島で実射撃訓練…ＮＬＬ対備態勢強化」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.20 13:07
北朝鮮が２０日午前、白リョン島（ペクリョンド）の向かいにある長山串（チャンサンゴッ）一帯で海岸砲射撃訓練を実施したと合同参謀本部関係者が明らかにした。この関係者は「北朝鮮が海岸砲と推定される数発を海上に向けて撃った」とし「万一の場合を備えて住民に退避を準備するよう放送し、操業中の漁民を退避させて対応体制を整えた」と話した。
あわせて「北朝鮮は北方限界線（ＮＬＬ）北側で射撃訓練を実施したものと推定される」とし「現在まで特異動向は識別されておらず、対北朝鮮監視を強化する中で万全の対備態勢を備えている」と付け加えた。
これに先立ち、北朝鮮はこの日午前７時２０分ごろ、長山串一帯に配備された海岸砲数発を海上に向かって撃ったが砲弾はＮＬＬを越えていないものと軍当局は把握している。軍当局は北朝鮮の日常的な射撃訓練と判断しているが、核実験と長距離ロケット（ミサイル）発射以降に高まっている軍事的緊張状態とも関連があると見て備えている。