【取材日記】駆け引きのため継ぎ接ぎになった北朝鮮人権法
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.28 15:26
11年間続いてきた北朝鮮人権法の通過がまたも消えつつある。土曜日の23日、与野党が北朝鮮人権法とワンショット法(企業活力向上法)を29日に処理することに合意したが、労働法をめぐる葛藤でなかったことになった。
しかし統一部の職員は惜しむよりむしろ安心する雰囲気だ。理由がある。北朝鮮人権法が関連常任委である国会外交統一委の手を離れ、「3+3会合」など院内指令塔の駆け引き対象となり、当初とは違う継ぎ接ぎの形になったからだ。代表的なのが北朝鮮人権記録保存所だ。北朝鮮人権記録保存所とは、拷問や公開処刑、政治犯収容、強制労働など北朝鮮の人権侵害行為を調査した後、記録として残す機構だ。後に統一した時に被害救済したり、加害者を処罰する法的根拠を確保しようという趣旨でだ。北朝鮮の人権侵害に対する警告の意味もある。